こんにちは、山下真輝です。
今日もまた、月にかんするお話をしようとおもっています。
ちなみに、昨日新月といったんですけど本当は今日でした。失礼しました・・・。
どうやらシステムの時間がちょっとずれてるみたいなんですよね。
直せるか奮闘しているところでございます。ぐぬぬ。
月って毎日みえ方がかわっていきますよね。
そして満月、三日月、新月、というように呼び方もいろいろと違います。
それぞれに意味や由来があるので、まとめてみようと思います。
現代以前の長い歴史の中で
私たちの生活は月の満ち欠けと深い関係がありました。
暦は新月から満月をひと月として計算され、
月の状態によって様々なイベントがあり、
夜毎月を見上げ、私たちの祖先は生活していたのです。
日々移り変わる月の姿には、
様々な名前や意味があります。
夜空を見上げて見える月、
今日はどのような形をしているのでしょうか。
目次
月の見え方がかわるわけ
月の満ち欠けは月と太陽との位置関係で決まります。
太陽と同じ方向にある場合は新月(朔ともいいます)
反対方向にある場合は満月(望ともいいます)
といったふうに地球からみえるわけえす。
この新月から満月までの期間のことを
月のうつりかわりのことを「月齢(げつれい)」といいます。
新月~満月を迎える時間は29日と30日の場合があります。
(正確には月は軌道がちょっと複雑なので、だいたい29.27日から29.83日というややこしい感じなんですけど
これはさすがにマニアックすぎるので、)
とりあえずざっくりと「平均29.5日ぐらいらしいな」で覚えておけば問題ないと思います。
そのため下にかいてある日付はずれてたりします。
参考程度にどうぞ。
ということで月齢0〜29日までの月の名前と由来を書いていきましょう。
月齢 0日目
新月 (しんげつ)
朔(さく)とも言います。
新月は、月が太陽と地球との間に来る事によって地球からは、全く月が見えません。
むかしの暦では毎月の第一日目のことを「朔」と呼びました。
一日(ついたち)の語源は『月立ち』でというそうです。
「朔」のよみかたには「はじめ」という意味もあります。
英語では「New Moon」といいます。
月齢 1日目
繊月(せんげつ)
二日月(ふつかづき)とも言います。
また、既朔(きさく)とも言われていて、これは朔を過ぎたという意味から。
月齢 2〜6日ごろ
三日月(みかづき)
三日月はその形から、「弓」や、「剣」や「鎌」、「櫛」、「舟」など様々なものに例えられ、
異名や別名も多く存在します。
初月(ういづき・はつづき)・若月(わかづき)・眉月(まゆづき)・蛾眉(がび)等とも呼ばれています。
ちなみに個人的にわたしが好きなのは猫爪の月。かわいいです。
夕方、西の空に見え始めます。
英語では「Crescent Moon」という。
月齢 7〜8日ごろ
上弦の月(じょうげんのつき)
これから月が満ちていく半月のことをいいます。
半月を弓の形になぞらえ、
弓に張った弦が上向きになっていることから、“上弦”といいます。
弓張り月(ゆみはりつき)・半月(はんげつ)ともいいます。
英語では「Half Moon」
月齢 9日目
十日夜(とおかんや)
旧暦の十月十日、この月の日には各地で収穫祭が行われていたそうです。
半分よりも少し膨らんだ月になります。
月齢 12日目
十三夜月(じゅうさんやづき)
満月に次いで美しいとされている形の月が見れる日です。
古くから月見の宴などが行われていたそうです。ステキですね。
これからまさに満ちていくさまが縁起の良い月とされています。
英語では「Gibbous Moon」
月齢 13日目
十四日月(じゅうよっかづき)
満月の前夜。
「待宵の月(まつよいのつき)」「宵待づき(よいまちづき)」ともいいます。
翌日の満月を楽しみに待つ、という意味。
また、小望月(こもちづき)、幾望(きぼう)とも言います。
満月(望月)の前夜で、“機”は「近い」の意味。
月齢 14日目
満月(まんげつ)
やっときました満月です。
いわずとしれたまんまるお月さま。
月が最も真円に近い状態になる日ですね。
月と太陽を結ぶ線上の間に地球が位置し、太陽の光が月全体を照らし出す。
呼び方もたくさんあります。
・十五夜(じゅうごや)・望月(もちづき)・三五の月(さんごのつき)・芋名月(いもめいげつ)・望(ぼう)
陰暦では7月~9月が秋とされたため,8月はその真ん中となり“仲秋”と呼ばれました。
今でもお月見として仲秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)という文化がありますね。
英語では「Full Moon」
ここから更にガンガン情報がふえますよ〜!
月齢 15日目
十六夜(いざよい)
月の出が、十五夜よりやや遅くなっているのを、
「月がためらっている」ように感じることからきているようです。
そのため「十六夜」は“ためらい”の意味を持ちます。
また、夜が明けてもまだ沈まず、西の空に残っている様子から、
よく和歌にも登場する、「有明(ありあけ)の月」とも呼ばれます。
月齢 16日目
立待月(たちまちづき)
夕方、立って待つ間に出る月の意味を持ちます。
満月をさかいに、月がでる時間がおそくなっていきます。
ここから数日かけて月の出がみるみるおそくなっていきます。
月齢 17日目
居待月(いまちづき)
座って待つうちに出る月の意味。
月齢 18日目
寝待月(ねまちづき)
月の出が遅いので寝て待つ月の意。
臥待月(ふしまちづき)とも言います。
おふとんに臥せって月が出るのを待つのでしょうね。
月齢 19日目
更待月(ふけまちづき)
夜も更けてから月が上ってくる月のことをさします。
だいたい、午後10時ごろに月の出を迎えます。
二十日月(はつかづき)、亥中の月(いなかのつき)とも呼ばれます。
月齢 20日〜21日ごろ
下弦の月(かげんのつき)
月が欠けていく過程での半月をいう。
半月を弓の形になぞらえ、弓に張った弦が下向きになっていることから、
“下弦”という。弓張り月(ゆみはりつき)・半月(はんげつ)ともいいます。
英語ではこちらも「Half Moon」
月齢 22日目
二十三夜月(にじゅうさんやづき)
この日のに行われる行事は、三夜様とも三夜供養ともいい,
月を待つ行事のなかでも最も盛んに行われた日です。
月齢 23〜28日ごろ
有明月(ありあけづき)
夜明け(有明)の空に昇る月で、暁月(あかつき)ともいいます。
本来は十六夜以降の月を全てまとめて有明月と呼びました。
このころは、月の出も入りも遅く、
夜が明けても、空に白く月が残っています。
月齢 29日目
三十日月(みそかづき)
新月頃の月。30(三十)日なので「みそか」と読み、
月末を「晦日(みそか)」というのはこのためです。
また同じ字で、「晦日(つごもり)」ともよみます。
「つごもり」は「つきこもり」が転じたもので、月が姿を見せないのでこう呼ばれました。
まとめ
書いてみたらいっぱいありました!
きっとここに乗ってない名前も、由来もたくさんあるでしょうし
地方によってもいろんな行事があったりするのでしょう。
これだけ1つのものに色んな名前がついているものって少ないですよね。
それぐらい生活の中に月は大事な役割をしていたんだなぁと思います。
今日の月はどうなっているのかな?と気にしてみるのもたのしいですね。
そして個人的には音感もキレイで大好きです。
和歌でもよく見るしね。
有明の月なんてもうキュンキュンしてしまいます。かわいい…!
居待ち月とかもね、「昔の人、みんな月大好きだな…」
と個人的には思うネーミングです。
さて、明日もいろいろと月についてかいていくのでお楽しみに♪